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光房コラム 2005年9月29日(木) 
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茶道具控帳---「天目」

右の写真の孔雀天目茶碗は「天目形」の一例。

「天目」の由来は、中国にある天目山です。
   *
この山には西天目山と東天目山の二つの峰があり
どちらも頂上には池があります。
まるで天を見る目のようですね。
   *
さて 「曜変天目」の「曜」とは「星」のこと。
この曜変天目茶碗や油滴天目茶碗を上から拝見すると、
底知れない暗やみの中に星や銀河が浮んでいるようです。
・・・茶碗の中にある天を見ていると
こんな考えも浮んできます。
「天目の目とは、自分の2つの目!?
見るべき天を、見ることができるだろうか?」と。

(IS・MU)

天目形 (てんもくなり)歴史と知識
鎌倉時代のころ、 中国の天目山にある禅寺では、
建窯で焼かれた茶碗を抹茶用に使い
建盞 (けんさん:盞は碗・椀のこと)と呼んでいました。
この茶碗を留学僧たちが日本に持ち帰り
日本では天目茶碗とよんで尊んできました。
現在この呼称は欧米でも使われれています。
建盞の釉と同種の黒褐色釉を「天目釉」、
形を「天目形 (てんもくなり)」といいます。

(IS)

孔雀天目茶碗
※このお茶碗の詳細は
抹茶茶碗の頁でご覧下さい。

 
     
     
 


 
   
   
   
   
 

  

     

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