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光房コラム 2006年2月9日(木) 
 
 



茶道具控帳---「モダンの力-織部」

古田織部は 利休の「わび茶」をふまえつつも、
闊達な明るさや楽しさのある
「織部(織部焼)」をつくりだしました。
時代は 戦国から平和な徳川の治世へと移り変わる頃。
「織部」は変化の時に登場したのです。
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古田織部が好んでつくらせたのは、
「緑の釉薬をかけ、余白には
幾何学文の意匠をつけた沓形茶碗」でした。
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しかし「織部」の世界はそれだけにとどまらず、
大きく広がっていきます。
たとえば青織部・総織部・黒織部・弥七田織部・
・鳴海織部などが生まれました。
その後も「織部」は 他の焼き物に影響を与えるなどし、
人々を引きつけてやみません。  
(IS)



※古田織部:戦国時代の武将で、千利休の高弟。
※沓形茶碗:ゆがみのある左右非対称の形をした茶碗。慶長四年の茶会記には「ヘウゲモノ也 (ひょうげものなり)」と記されている。



 

 

 木瓜形織部皿
 
   



弥七田織部桃文茶碗
 


 
   
 
 

  

     

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