|
■チェックタイム-利休百首(12)
なまるとは手つづき早く又おそく
所々のそろわぬを云う
なまるとはてつづきはやくまたおそく
ところどころのそろわぬをいう
言葉としての「鈍る(なまる)」には
「働きの冴えがなくなる」 という意味があります。
稽古では、「茶碗に湯をさしたら
ゆっくり温めるように」とか、
「茶碗をすすいだ水はすみやかに建水へ」とか
さまざまな緩急を教えられます。
しかし理解はしても、実際に稽古すると
なかなか納得できる良い流れにはならないものです。
ところどころ「手つづき早く又おそく」なり、
どこか「間 (ま)が悪い」点前になります。
お客様がゆったりと一服できる点前とは何か。
そんな緩急を意識しながらの稽古も大切です。
やがて自分なりに緩急がわかってきたら、
その時は「鈍(なま)らないよう」さらに常時心して・・。
手順を覚えたあとにも課題がたくさんあります。
さて、今この時に必要な緩急とは!?
■クイズ
何にても置き付け帰るてばなれは
□□□□□に別るゝと知れ
□□□に入る文字は何でしょう。
前回の利休百首でとりあげました。
答えはこの頁の一番下
(ひらがな4文字+漢字1文字)
|
・
![](146-65.jpg)
・
|
湯をあけるのは
お客様にみせない動作。
それだけに緩急が難しい。
時には建水も変えて
気持ちをさらにひきしめて。
きんけっしょうけんすい
金結晶建水 2,310 円(税込)
申込番号 043 - 1040
※商品詳細は目次からどうぞ。
売切による未掲載等の場合は
ご容赦ください。
コラム作成時の商品です。
|