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光房コラム 2006年6月02日(金)
 


■チェックタイム-利休百首(12)


  なまるとは手つづき早く又おそく
    所々のそろわぬを云う

  なまるとはてつづきはやくまたおそく
    ところどころのそろわぬをいう 


言葉としての「鈍る(なまる)」には
「働きの冴えがなくなる」 という意味があります。

稽古では、「茶碗に湯をさしたら
ゆっくり温めるように」とか、
「茶碗をすすいだ水はすみやかに建水へ」とか
さまざまな緩急を教えられます。

しかし理解はしても、実際に稽古すると
なかなか納得できる良い流れにはならないものです。
ところどころ「手つづき早く又おそく」なり、
どこか「間 (ま)が悪い」点前になります。

お客様がゆったりと一服できる点前とは何か。
そんな緩急を意識しながらの稽古も大切です。

やがて自分なりに緩急がわかってきたら、
その時は「鈍(なま)らないよう」さらに常時心して・・。
手順を覚えたあとにも課題がたくさんあります。
さて、今この時に必要な緩急とは!?




■クイズ
何にても置き付け帰るてばなれは      
      □□□□□に別るゝと知れ


□□□に入る文字は何でしょう。
前回の利休百首でとりあげました。
答えはこの頁の一番下
(ひらがな4文字+漢字1文字)  





  湯をあけるのは
  お客様にみせない動作。
  それだけに緩急が難しい。
  時には建水も変えて
  気持ちをさらにひきしめて


  きんけっしょうけんすい
  金結晶建水 2,310 円(税込) 
  申込番号 043 - 1040
  


  ※商品詳細は目次からどうぞ。
  売切による未掲載等の場合は
  ご容赦ください。

  コラム作成時の商品です。
  





  

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「光房コラム」について
茶道具控え帳
チェックタイム
光房日記
「そうだったの?」から 「そうそう」の方まで、 さっと楽しく読めます。
まずは利休百首をご一緒に。 暗記に役立つクイズ付きです。お稽古関連のエッセーにもなっています。

花緑等の写真と文で、 どうぞホッと一息を。

  ◆掲載要領・・・ 上記3テーマを順に掲載。 週1回(木金頃)更新。
   年末年始・特別休暇期は休むことがあります


  「茶道の心を伝える言葉を噛みしめたい」と思うものの、 時間がとれないのは、
   ふくさ光房も、 皆様と 同じです。 そこで「コラム」を活用することにしました。
   入門の方はご一緒に、 造詣の深い方は 気軽な読物としてお楽しみください。



雑誌掲載のお知らせ
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■クイズの答え(太い文字)
何にても置き付け帰るてばなれは      
こいしき人に別るゝと知れ

   
 

  

     

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