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■光房日記-下野は「木もの」
茶花の「6月の木もの」のひとつが
低木の 「下野(しもつけ)」です。
風にゆれる奥ゆかしい風情から
つい「下野草(しもつけそう)」と
呼びたくなりますが、それは間違い。
「下野草」 は山野に生える別の種類の植物で
「下野」より、ややたくましい感じがします。
上に向かってしっかり伸びて、花を咲かせた、
そんな雰囲気でしょうか。
葉のギザギザもくっきりしています。
つまり一見すると「木」のほうが繊細で
「草」のほうがたくましい・・・
これは、ややこしいですね。
しかしよくよく考えれば、
「細くともしなやかな枝だからこそ風にも折れず、
すっと伸びた先に、
優しい花を咲かせられる」のだと
思いいたります。
「強さを秘めたかれんな花」、
それが下野です。
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下野(しもつけ)
五弁の花は雪柳や小手毬に似ています。
3つとも薔薇科シモツケ属。
下の写真は、下野ではありませんが
五弁の花が咲いた数寄屋袋。
女性にもおすすめです。
男持ち数寄屋袋
玄々斎好み白紬地金襴 5,355 円(税込)
申込番号 020 - 858
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