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光房コラム 2006年7月01日(土)
 



■光房日記-蛍袋(ほたるぶくろ)


右の写真は、
逆光で撮影した蛍袋。

初夏の光が透けて見えています。
そのため花も、葉も、

そして、なんと緑色のつぼみ(花の左)も、
ほんのり輝いているようです。

よく、「蛍を花の中に入れると
光が透けて見える」といいますが
残念ながら私は試したことがありません。
見えたらいいなと思いつつ、
それはお話の世界のことなのではという
いぶかしい気持ちもあります。

しかしこの写真で、
蛍袋が逆光を透かしているのを見ると
「蛍の光も少しは見えるに違いない」と
思えてきます。

蛍袋が咲いていそうな自然のなかで
「蛍の光」を 心ゆくまで眺めるというのが
私の夢の一つです。
その日までぜひ
自然環境の悪化が進みませんように!

なお蛍袋は、茶花としては
比較的最近
用いられるようになったとのこと。
江戸時代などの
古い資料には
あまり登場しないようです。

その理由を、
「昔は自然環境の破壊がなかったので
蛍袋はどこでも見られる
一般的な花だったからでは」と
分析している方がいます。

蛍袋があちこちで咲くような
環境なら
きっと蛍も多いはず。
そんな自然を心に浮かべる夏です。






蛍袋(bell flower)


蛍の棗


蛍の、ほのかながら
印象的な光がわかるように
やや明るく撮影。
    
青貝の輝きは、蛍のような
自然な色合いです。

ほたるまきえちゅうなつめ
蛍蒔絵中棗 53,550 円(税込) 
申込番号 002 - 483
田中宗凌作(加賀 蒔絵師)
径6.7×高さ6.8cm 、共箱入
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  ※等記事作製時の商品です。
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