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他記事は「これまでの光房コラム」(下覧)よりご覧ください。週1回更新
光房コラム 2006年8月5日(土)
 
チェックタイム-利休百首(16)

茶を振るは 手さきを振ると 思うなよ
     肘より振れよ それが秘事なり

飲み終わったあとの茶碗に
抹茶の固まりが残ってしまうような濃茶を
点てたことがあります。
大失敗です。
そのため最近は、「抹茶茶碗のなか」を
あらためてよく見るようにしています。

なぜなら、形状が実にさまざまだからです。
見込みには段差やゆがみがあったり、
肌合いがざらついていたり、つるりとしていたり。
茶溜まりもくぼんでいたり、渦状だったり・・。

それぞれに応じて茶筌を振らないと
上手に点てられないのは当たり前なのですが
なかなか思い通りになりません。

それでも少しはわかってきたことがあります。
この一首の教えのように、
手首を振るのではなく「肘から振ってみる」と
「振りやすい」ことです。

そうすると茶碗に触れる茶筌が安定し
動かしやすく、まんべんなく振れるようです。
茶碗により、
茶筌から伝わる感触がかなり違うのも
以前よりはよくわかってきました。

茶筌の穂先を傷めることもなく
点てていて疲れにくいのも実感しています。



■クイズ
何にても 道具扱う 度ごとに            
取る手は□□ おく手 □□□  
 

□□に入る文字は何でしょう。
前回の利休百首でとりあげました。
答えは少し下に掲載。

  
写真左(上下とも)
伊賀焼茶碗 4,515
円(税込) 
申込番号 032 - 1029

松本央(まつもとひろし)作 ・桃青窯
約 径12.6×高さ6.8cm
化粧箱入


写真右(上下とも)
鼡志野茶碗 2,940 円(税込) 
申込番号 028 - 725
約 径11.8×高さ8.3cm
化粧箱入


※記事作製時の商品です。
売切による未掲載等の場合は
ご容赦ください。



  
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■クイズの答え(太い文字)  
  何にても 道具扱う 度ごとに            
    取る手は軽く おく手重かれ
   
 

  

     

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