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光房コラム 2006年8月20日(日)
 
茶道具控帳---「一閑張
(いっかんばり)

稽古場によく登場する「宗旦好丸卓」は
感触や見た目がちょっと不思議です。
よく見ると塗りに紙の肌あいが感じられます。
このような塗りは「一閑張」または
「一閑塗」とよばれています。
*このコラムでは「一閑張」とします。

「一閑張」には
木製の器や籠に和紙を貼って漆を塗ったものや、
「張り抜き」といって、型に和紙を水で張り、
さらに何枚も糊で貼り重ね、それを型抜きし
漆を塗って仕上げるものがあります。

いずれにしても、
漆を通してあらわれる和紙の風合いが
一種独特の趣となっていて、
瀟酒なやさしさを感じさせてくれます。
(右らんの上の写真参照)

「一閑張」の名称の由来は
「飛来一閑 (ひきいっかん)です。飛来家とは、
今に引き継がれている千家十職の細工師です。

初代 (1578-1657)は
江戸時代前期の中国からの渡来人で、
京都に住み、 紙を張った塗物をつくりました。
それを千家三代 元伯宗旦が「わび茶」にかなうとして
茶道具に用い、引き立てまし
た。




 

へぎ目のある蓋は
一閑張

*
よほうたかとりみずさし
四方高取水指 (へぎ目替蓋)
40,950
円(税込) 
申込番号 006 - 287

・与平作 (蓋 宗恵作)
・約 径17.5×高さ17.5cm ・共箱


全体↓


置きやすい角型の蓋です

※商品詳細は目次からどうぞ。
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