蔦で知る季節のめぐり。
あんなにも勢いのあった緑が、艶やかな紅葉になり
やがて渋い色合いに変わっていく。
それはジャパニーズ・アイビー。


 
 
   

 










 


つたもみじ ちゃわん
蔦もみじ茶碗
7,100円(税込)
申込番号001-1591

・八木海峰作
・約径12×高さ7.5cm
・化粧箱

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前から見ると、
見事な紅葉の秋。
すっきりした後ろ姿は
行く秋の、その先の予感。
粗い土味が
冬の大地を思わせます。


     








  

 



茶碗正面の右側
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渋みを増した葉の影に
かわいい実が。

     









 

上の写真 見込み
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下の写真 内側
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実を輝かせる金彩


ところどころに金彩の雲も
かかっています。
     

 






  

 

上の写真 高台まわり
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下の写真 高台
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趣ある土味を
楽しめる高台まわり。

     
 コラム

*****アイビー古今東西

アイビーには、ウコギ科とブドウ科の二つがあります。
ウコギ科のアイビーは常緑で、種類が豊富。
今、園芸で楽しまれていのはこちらのアイビーです。

一方、ブドウ科のアイビーは、ほとんどが紅葉し落葉するのが特徴。
英名はジャパニーズ・アイビー、和名は蔦。
オー・ヘンリーの短篇『最後の一葉』のアイビーは、こちらの蔦です。

この蔦は日本では歌に詠まれるなどし、古くから愛されてきました。
別名は夏蔦、紅葉蔦(もみじづた)、蔦紅葉(つたもみじ)、錦蔦など。
蔦液で甘味料をつくることから甘蔓(あまづら)とも呼ばれました。


******時と場所を超えて

  都にも 今や衣を うつの山
   夕霜はらふ 蔦の下道
     (新古今和歌集 藤原定家)

上の歌は、『伊勢物語』東下りの蔦の場面を踏まえて詠まれました。
「行き行きて駿河の国に至りぬ。宇津の山にいたりて、わが入らむとする道はいと暗う細きに、
蔦、楓は茂り、物心細く」

定家に、オー・ヘンリーに、
時を、あるいは場所を超えてとりあげられた紅葉、
それが蔦(ジャパニーズ・アイビー)です。
 
 
 
  

     
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