ほのぼのと浮かぶ御本が誘い出すのは
紅葉
の記憶。

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脇から見たところ1
別の脇からは2

 
 
 
   










 


もみじうつし ごきちゃわん
紅葉写し呉器茶碗
13,500円(税込)
申込番号1505-3- 505

・中村与平作
・約 径13.0×高さ8.5 cm・木箱


ゆったりとした姿は、呉器茶碗 (丈のある椀型、深い見込み、高い撥高台)ならでは。濃茶茶碗にもなるかたちです。

青白い趣のある釉薬が、紅葉をおもわせる御本と、かけ外しから覗く胎土の色を引きたたせています。



     








  

 



←見込み
ゆったりとした空間が
茶碗の中に広がっています。










←高台と高台まわり


     


 

 

←木箱




     
     
     
「釉兀」の妙味
 
釉兀は「くすりはげ」と読みます。
全体へくまなくかけた釉に、わずかにかけ残しがあり、 胎土が見えているものをさし、
「火間」「かけはずし」などともいいます。

なお呉器は李朝のもので、日本へは織豊時代にもたらされました。
下克上の世になり、素朴で大ぶりなものが茶人に注目されていきます。
それまでの茶道初期に珍重されていたのは
中国からもちらされた格式の高い天目・青磁といった茶碗でした。

※「呉器」の名は、仏家の飯椀に似ていることから。
御器、あるいは五器とも書きます。
釉は青白あるいは黄味・赤味を帯びたものもあり、
釉兀(くすりはげ)のあるものが喜ばれます。
 
 

     
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