あっ、ねずみが動いた!!
足の指を使って、涙で描いた絵がほんとうの絵になった。
おや、しばられている縄を
かみ切ってくれそう。
好きなものに無心に打ち込むと生命がやどるのか。

*
子(ね)の年のほか、子供の日などの行事にも。
※筆は撮影小物。

 
 
   
 
「おーい、ねずみ。縄をかみ切っておくれよ」とばかりに
小さな指先で、オイデオイデをしているのが
かわいいですね。
  せっしゅうちゃわん
雪舟茶碗
1,995円(税込) を
特価 1,200円(税込)
で!
申込番号 3-005-1517

・瑞豊作
・約 径11.2×高さ7.8 cm
・化粧箱

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↓後ろ

     
 
 


←見込み

すっきりしたつくりです。
茶巾ずりは遠山に緑の松 。

雪舟晩年の83歳頃に描かれた「天橋立図(あまのはしだてず)」(国宝・京都国立博物館蔵)を思い出したくなる意匠です。

     
 
 
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胴には幼い頃の逸話、中には晩年の名画を思い出させる風景があしらわれたこの茶碗は、長寿を祈る席にも最適。

戦乱の時代に、理想的な山水表現を追求しつづけた雪舟は、生涯にわたって禅のこころをも求めつづけました。 
   
  
 
←高台まわり
     
   
     
 
   






 


教科書にも載っていた雪舟の逸話

年配の方にはおなじみですね。
若い方には新鮮なお話に聞こえるでしょうか。
史実としては定かではなく、
詳細にはいろいろなパターンがありますが
およそ次のようなお話です。

  室町時代のころ
  修行をしないで絵ばかり描いていた小坊主を
  和尚さんはとうとう柱にしばりつけてしまいました。
  小坊主は悲しくて涙を流していましたが
  やがてその涙と足先の指で、ネズミを描きはじめます。
  そのねずみの上手いことといったら
  やがてネズミは動きまわりはじめ
  しばられていた縄をかみきってくれました。

後でこっそり様子を見に来た和尚さんが
「大ネズミが動いている!! 小坊主がかじられたら大変」と
追い払おうとしたというオチのパターンもあります。

いずれにしても、好きなものに無心に打ち込むと
そこにはある種の生命が宿るということでしょうか。
小坊主は後に画聖といわれる水墨画家となりました。



     
 

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