藤の花の茶碗
 





 
 
   


正面





 

けんざんふう
ふじのえ ちゃわん
乾山風藤の絵茶碗
6,510円(税込)
申込番号001-344

・竹久作
・約 径12.2×高さ8.0 cm
・化粧箱

←正面
口辺に鉄釉をまわした乾山風の茶碗。長い花房は、虹色にも見える胎土の大地にとどきそう。
     


意匠拡大





  

 

←意匠拡大

ゆったりとした花姿と、のびのびとした蔓の間からは、初夏の風が吹き渡ってくるようです。
     


左側





 



←左横

ところどころに御本が浮かんでいます。



     


後ろ




 



←後ろ

初夏にふさわしいすっきりとした後ろ姿に、御本が趣を添えています。

     


見込み



 
←見込み

茶碗全体が薄手であり、腰がはったかたちとあいまって、見込みは深く広やか。
     


高台



 
←高台まわり
     
   

■コラム 


藤の花の茶碗

ご紹介の抹茶茶碗

昔懐かしい不思議な香りといえば、早春なら梅。
初夏なら橘(たちばな)、あるいは藤。
上品な良い香りに包まれたとき、あなたは何を思い出すでしょうか。

都から遠く離れた太宰府に赴任(727年)した大伴旅人(おおとものたびと)へ
「都を思い出しませんか?」と詠みかけたのは大伴四綱でした。

     藤波の 花は盛りに なりにけり 
       平城の京を 思ほすや君
  
     (読み) ふぢなみの はなはさかりに なりにけり 
       ならのみやこを おもほすやきみ
           
             大伴四綱(おおとものよつな) 万葉集巻3 330

旅人は731年には大納言に昇進し、都に帰ることになりました。
それまでの間、筑紫歌壇の力となり、
山上憶良(旅人より少し前の725年に太宰府赴任)らとともに
当地へ万葉の文化を花開かせる重要人物となりました。


ご紹介の藤の花の抹茶茶碗で一服したら、
思い出話を一人ずつしてみるというのも一興では。
心がやすまり、もっと素敵な明日が近づいてくるのではないでしょうか。
あの、万葉の歌人-大伴旅人のように。


 
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