←高台まわり 岸辺の家は、安住の場所か。 さらに拡大した写真 窯印と高台まわりの家
←後ろ 描かれていないからこそ、 あれこれと思い描く。 神仙の住む はるか向こうの世界。
←見込み
山水画(さんすいが)と粉引茶碗 山水画は「中国で発達した絵画のジャンルの一つ」です。 実際の風景を写生したようなものもありますが、 多いのは「想像の風景」で、 それも神仙が住むという「理想の世界」としての心象風景です。 抹茶茶碗にはもってこいの画といえます。 ご紹介のお茶碗は、しっとりとした雰囲気がただよう粉引(こひき)です。 神仙の住処を描くのにふさわしいですね。 白い釉薬は、霊妙な霧にも似て自在に流れています。