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七夕の願いをたくす短冊と
それを結びつける笹の葉は
茶碗の胴に 豊かに描かれています。
では、笹の葉をしげらせている
竹はどこに・・?
そこで
茶碗の縁が全体にかしいでいるのに
気付きました。
横から縁つくりを見ると
「斜めに切った竹」の切り口のようです。
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![](1422-3.jpg)
真横
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むしあけやきちゃわん
たなばた
虫明焼茶碗 七夕
25,200円(税込)
申込番号 4-002 - 1422
・森香泉作
・虫明焼 瀬戸(せじ)窯
・約 径13.5×高さ5.8 cm
・木箱
※背景小物は撮影用
※木箱を入れる紙外箱は無し。あらかじめご了解ください。
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![](1422-6.jpg)
「香泉」と
流れるような筆致。
シンガポール国立博物館に
作品が永久収蔵された
作家です。
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![](1422-4.jpg)
茶席でもきっと
感じるはず。
短冊をゆらす涼風を。
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![](1422-7.jpg)
縁の内側にあらわれる
ほのかな陰影。
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![](1422-8.jpg) |
![](1422-9.jpg) |
かすかに見える、
踊り篦(おどりべら)
印象的な技法が
奥ゆかく見せるのも
虫明焼らしい
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![](1422-55.jpg) |
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虫明焼 (岡山県伝統的工芸品)
はじまりは約2百年前の江戸時代中期。
岡山藩筆頭家老伊木(いぎ)家による御庭窯といわれています。
これが 港の近くで焼かれていた「瀬戸(せじ)窯」時代です。
幕末の伊木三猿斉(いぎさんえんさい)の頃には、
京都から名工を招き、さらに格調の高い品が焼かれました。
その後は変遷もありましたが、その京風の趣きは今も受け継がれています。
特徴は薄作りで、 抹茶碗の場合は切り高台が多く、
全体に釉を掛けず、高台付近などに土味をみせています。
ご紹介したお茶碗も、縁づくりの繊細さが軽やか。
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