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江戸時代はひな人形とともに飾ったという。 「赤いベベ」を着た愛らしい姿は かわいい女の子のよう。 * ※「べべ」は、着物を指す女性語、または幼児語。
←拡大 あぶくには螺鈿が施され 角度によって美しく輝きます。
金魚は精巧に描かれています。 赤い部分にはうっすらと 金彩がかかり 特に美しいとされている種類の 金魚を再現しているかのよう。
金魚とひな祭り 3月3日は「金魚の日」です。 日本観賞魚振興会が制定したもので 江戸時代にはひな祭りに金魚を一緒に飾ったといいます。 一般的な説では、日本には、 室町時代中期、文亀二年(1502年)に 金魚の原種「和金」が大阪の堺に伝来したとされています。 江戸時代前期は特権階級に飼育されていましたが 中期以降には庶民も飼うようになり、新品種も登場。 ご紹介の香合の金魚は、その新品種の一つの 「琉金」で、「もみじ琉金」タイプに見えます。 このような楽しい推理ができるのも 意匠がしっかりしているからですね。
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