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コラムご愛読者様へ 
長めの特別休暇をとりすみませんでした!
今回は「一口メモ」を3つつけましたので、
本文ともどもお楽しみください。  
   


他記事は「これまでの光房コラム」(下覧)よりご覧ください。週1回更新

光房コラム 2006年10月20日(金)


 


茶道具控帳---一服杓
(いっぷくしゃく)
Copyright(C) Fukusa-Kobo All Rights Reserved.
無断転載禁止


30年ほど前のことです。
京都の山里の茶店で「おやくとうをどうぞ」と
一碗を差し出されました。
「これが、薬湯?」と訝しく思いましたが
飲んでみると普通の煎茶でした。

「昔、お茶は薬だったみたいよ」と言って
旅の仲間とともに、
薬湯という言葉が生きている風土に感じいりました。

茶の湯でよく使われる言葉に
「お服加減はいかがですか」がありますが
日常でも「一服、どうぞ」はよく耳にします。

「服」という言葉は、日々使う言葉のなかに
さりげなく溶け込んでいます。
その事実は、
かつてはお茶を薬湯として飲み続けてきたという
歴史の長さを物語っています。

意識するしないに関わらず、 お茶をいただくことで、
いつのまにか その薬効の恩恵に浴しているとは
本当にありがたいことです。




***** 一口メモ *****

日本のお茶の歴史

日本への茶の伝来は奈良・平安時代で、
805年には最澄が茶実を近江に
植えたといわれています(日吉茶園)。
当初は薬とされ、
禅僧の修業などに使われ、
やがて上流階級へ広まり、
生産・製法が進展した江戸時代以降は
庶民もお茶を飲むようになりました。
現代では茶の成分の効用が科学的にも
実証されています。

参考:
『新版 茶道美術手帳』淡交社、
フリー百科事典『Wikipedia』



一服杓 3,885 円(税込) 
申込番号 037 - 1241
・宗篤作
約 合の径4.5×柄の長さ24.8cm
 (合の外側の高さ4.3cm)
・化粧箱入

※茶筌とくせ直しは撮影小物

拡大はここをクリック
合部分の写真はここをクリック


普通サイズの茶碗そばでは



*** 一口メモ ***
「一服杓」
一碗の薄茶に必要な湯が汲め、
かげ点てで大活躍。
また、竹製のやさしさと
小ぶりの使いやすさから、
パーティなどで杏仁豆腐、
フルーツポンチなどのサービスに
利用されることも。
*

「一服」
一回(一度)に飲む量の粉薬や
茶・タバコなど。
「一服する」というと、
茶やタバコを一回飲むこと。
一休みすることも意味します。

参考:
『大漢和辞典 』 大修館書店、
 『大辞林』三省堂、
『大辞泉』小学館
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これまでの「光房コラム」2006年 
茶道具控え帳
チェックタイム
光房日記
09/12 被せ綿と菊 09/18 利休百首 18・19・30 花入れの・・ 09/25 白花曼珠沙華
08/20 一閑張り 08/27 利休百首 17 よそなどに花を・・ 09/06 桔梗
07/29 露の意匠と心 08/05 利休百首 16 茶を振るは・・ 08/12 ススキ
07/09 青磁 07/15 利休百首 15 何にても・・ 07/22 山萩
06/17 籠花入  06/24 利休百首 13・14 手前には・・ 07/01 蛍袋
05/26 白鷺(シラサギ) 06/02 利休百首12 なまるとは・・  06/09 下野 
05/05 振出し 05/12 利休百首11 05/19
04/13 柄杓 04/20 利休百首10 04/28
03/23 マイ抹茶茶碗 03/30 利休百首9 04/06
03/02 御庭焼 03/09 利休百首8 03/16
02/09 織部 02/16 利休百首7 02/23
01/19 み菓子 01/26 利休百首6 02/02
 ** 01/07 百人一首 01/12



これまでの「光房コラム」2005年 
茶道具控え帳
チェックタイム
光房日記
12/22 準備と後始末  **  **
12/ 1  夜咄 12/08 利休百首(5) 12/15
11/10 炉 11/17 利休百首(4) 11/24
10/20 楽茶碗 10/27 利休百首(3) 11/03
09/29 天目 10/06 利休百首(2) 10/13
09/08 ふくさ 09/15 利休百首(1) 09/22



「光房コラム」について
茶道具控え帳
チェックタイム
光房日記

「そうだったの?」から 「そうそう」の方まで、 さっと楽しく読めます。

まずは利休百首をご一緒に。 暗記に役立つクイズ付きです。お稽古関連のエッセーにもなっています。

花緑等の写真と文で、 どうぞホッと一息を。


  ◆掲載要領・・・ 上記3テーマを順に掲載。 週1回(木金土頃)更新。
   年末年始・特別休暇期等は休むことがあります


  「茶道の心を伝える言葉を噛みしめたい」と思うものの、 時間がとれないのは、
   ふくさ光房も、 皆様と 同じです。 そこで「コラム」を活用することにしました。
   入門の方はご一緒に、 造詣の深い方は 気軽な読物としてお楽しみください。



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